フォーティネットジャパン合同会社は12月2日、セキュリティオペレーションの簡素化に向けFortiAIを新たに2製品に統合したと発表した。
同社では全製品ポートフォリオへの生成AIの順次拡張の一環として、新たに2製品に追加統合。AIを駆使して早期に問題を発見しセキュリティチームに警戒を発するとともに、対応策を提案して業務プロセスの簡素化、自動化を支援するセキュリティアシスタントFortiAIを統合している。
FortiAI for FortiNDR Cloudで、脅威ハンティングは検知や観測のデータを容易に表示し、クエリを作成して関連付けることができ、セキュリティ担当者はFortiAIへのクエリで、新たな脅威や脅威アクターの戦術、テクニック、特定の脆弱性に対するFortiNDR Cloudのカバレッジの機能を容易に理解可能となる。
FortiAI for Lacework FortiCNAPPは、SOCチームがアラートを速やかに理解し、迅速な対応を支援できるよう設計されており、修復や是正策のガイダンスを提供する。自然言語クエリで利用できるため、生成されたアラートの背後にある原因を容易に特定し、脅威アクターがどのようにシステムを侵害する可能性があるかなどのリスクを把握したうえで、調査と対応策について段階的なガイダンスを取得し、正しい構文のコードで問題を修復できる。
フォーティネット CMOのJohn Maddison氏は「FortiAIの幅広いソリューションへの統合により、お客様のサイバー脅威の管理とレスポンス方法の迅速な変革に貢献する、強力で適応型のツールを提供します。サイバーリスクが継続的に増大する現状で、フォーティネットは今後も、セキュリティプロセスの合理化、的確な意思決定、進化する脅威に対するレジリエンスの強化を支援するソリューションをお客様に提供して参ります」とコメントしている。