政治的なメッセージを送る手段としてWebサイトを改ざん、ドイツでも被害(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.03.28(木)

政治的なメッセージを送る手段としてWebサイトを改ざん、ドイツでも被害(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、エイプリルフールにドイツのWebサイトがハッカーグループに改ざんされたことをブログで取り上げている。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は4月4日、エイプリルフールにドイツのWebサイトがハッカーグループに改ざんされたことをブログで取り上げている。改ざんを行ったのは「Algeria to the core」と呼ばれるハッカーグループで、改ざんされたサイトにはアラビア語で「パレスチナは不公平で不当な扱いを受けた」というメッセージが表示されていた。このハッカーグループは、Facebookのページ上にも同様のニュースを掲載している。

一般的に、ハッカーは政治的なメッセージを送る手段としてWebサイトを書き換える。特にAlgeria to the coreは、パレスチナの活動の支持者として知られており、イスラエルのWebサイトを書き換えたことも、このことを説明している。またこのグループは、定期的にフランスのWebサイトを書き換えており、フランスがイスラエルを支持していることと、アルジェリアとフランスの両者の間に長い対立の歴史が背景にある。同様に、イスラエルを支援している米国のWebサイトも対象とされた。同社では、「2013年におけるセキュリティ予測」で「サイバー犯罪者の次なる拠点はアフリカになるだろう」と予測していたことを挙げ、こうしたグループがアフリカへの攻撃を行うための理想の場になるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×