独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月8日、Nuanceが提供するPDF閲覧ソフトなどにメモリ破壊の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「PDF Reader 7.0」および「PDF Viewer Plus 7.1」には、メモリ破壊の脆弱性(CVE-2013-0113)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたPDFドキュメントを閲覧することで任意のコードを実行される可能性がある。現時点で本脆弱性の対策方法は公開されておらず、JVNではEnhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)を適用する、あるいはデータ実行防止(DEP)を有効にすることで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。