独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月8日、サイボウズ株式会社が提供するグループウェア「サイボウズ ガルーン」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「サイボウズ ガルーン バージョン 2.5.0 から 3.5.3 まで」には、SQLインジェクション(CVE-2013-0701)およびクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(CVE-2013-0702)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ロギングの権限を持つユーザによって当該製品で管理している情報を閲覧されたり、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。