2011年の国内モバイルセキュリティ市場規模実績と2016年までの予測を発表、2016年には103億円に拡大(IDC Japan) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

2011年の国内モバイルセキュリティ市場規模実績と2016年までの予測を発表、2016年には103億円に拡大(IDC Japan)

 IDC Japanは22日、2011年の国内モバイルセキュリティ市場規模実績と2016年までの予測を発表した。

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 IDC Japanは22日、2011年の国内モバイルセキュリティ市場規模実績と2016年までの予測を発表した。

 2011年の国内モバイルセキュリティ市場の市場規模は37億円で、前年比成長率が60.6%となっている。国内モバイルセキュリティ市場の2011年~2016年における年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は22.9%で、市場規模は2011年の37億円から2016年には103億円に拡大すると予測された。

 モバイルセキュリティ市場は、モバイルアイデンティティ/アクセス管理市場、モバイルセキュアコンテンツ/脅威管理市場、モバイルセキュリティ/脆弱性管理市場、その他モバイルセキュリティ市場を指す。2011年の国内モバイルセキュリティ市場は、Android端末を狙うマルウェアが急増したが、2012年以降もAndroid端末向けウイルス対策製品を含むモバイルセキュアコンテンツ/脅威管理市場が市場拡大をけん引する見込みだという。

 2011年の国内モバイルセキュアコンテンツ/脅威管理市場は、前年比成長率が67.9%で市場規模は23億円だったが、企業向けでは、モバイルデバイス管理と一緒にウイルス対策などのセキュリティソリューションが導入/展開されるケースが多く、モバイルデバイス管理の導入が拡がることで、同市場の2011年~2016年のCAGRは22.5%で、2016年の市場規模は65億円となる予測だ。

 一方、2011年の国内モバイルアイデンティティ/アクセス管理市場は、前年比成長率53.2%で市場規模は5億円。同市場は、スマートフォンやタブレット端末といったモバイル機器からのオンラインショップの利用やSNSサービスの利用が増えており、同市場の2011年~2016年のCAGRは,モバイルセキュリティ市場の中で最も高く28.7%で、2016年の市場規模は17億円と予測された。

2011年の国内モバイルセキュリティ市場、前年比成長率60.6%の37億円に……IDC調べ

《冨岡晶@RBB TODAY》

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