3.影響を受けるソフトウェア ※ Microsoft Internet Explorer 6 Microsoft Internet Explorer 7 Microsoft Internet Explorer 8 Microsoft Internet Explorer 9
4.解説 Microsoft Internet Explorer (IE) の execCommand メソッドは、指定されたコマンドを実行する際、CHTMLEditor::AddCommandTarget() で CMshtmlEd オブジェクトを作成し、mshtml@CMshtmlEd::Exec() を呼び出します。
なお、IE 10 および Server Core インストールを実施した Windows Server 2008, Server 2008 R2, Server 2012 は、この脆弱性の影響を受けません。 また、Windows Server 2003, Server 2008, Server 2008 R2 上の IE においては、既定で、セキュリティ強化の構成と呼ばれる制限モードで実行されるため、脆弱性の影響は緩和されることが Microsoft より報告されています。
発見者である Eric Romang 氏によれば、Scan Tech Report Vol.495 で紹介した Java SE 7 0-Day の脆弱性 (CVE-2012-4681) の調査中に、この脆弱性を悪用して不正なプログラムをインストールする Web ページを Nitro 攻撃※1 で利用されていたイタリアのサーバで発見したと報告しています。
5.対策 以下の Web サイトを参考に、それぞれの Windows OS の IE バージョンに対応するパッチ (MS12-063) を入手し適用することで、この脆弱性を解消することが可能です。 ※Windows Update/Microsoft Update を行うことでも同様に解消することが可能です。