国家主導で開発された複雑なサイバースパイ型ツールキット「Gauss」発見(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2021.09.20(月)

国家主導で開発された複雑なサイバースパイ型ツールキット「Gauss」発見(カスペルスキー)

ロシアKasperskyは、同社ラボが中東のユーザを標的とする新たなサイバー脅威「Gauss」を発見したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社Kaspersky Labs Japan(カスペルスキー)は8月10日、ロシアKasperskyが8月9日に公開したリリースの抄訳として、Kaspersky Labが中東のユーザを標的とする新たなサイバー脅威「Gauss」を発見したと発表した。発見のきっかけは、サイバー兵器がもたらすリスクを軽減し、全世界のサイバー空間における平和を目指す調査活動。この活動は、Flameの発見を受け国際電気通信連合(ITU)が中心となって実施しているもの。Gaussの攻撃の大半はレバノンで行われており、約2,500台のPCを感染させた。

Gaussは、国家主導で開発された複雑なサイバースパイ型ツールキットであり、感染したマシンからブラウザのパスワード、オンラインバンキングのログイン情報、cookie、そして特定の設定データをはじめとした個人情報を盗むよう設計されている。オンラインバンキングを狙うトロイの木馬機能には、既知のサイバー兵器とは異なる独自の特徴があるという。GaussはStuxnetやFlameで行われたように、LNKの脆弱性を利用してUSBメモリを感染させる。ただし、その感染プロセスはこれまでのマルウェアより進化している。特定の状況下において、Gaussはドライブの「ウイルス駆除」を行ったり、収集した情報をリムーバルメディア内の隠しファイルに保存することができる。また「Palida Narrow」と呼ばれるフォントをインストールするが、その目的はまだ判明していない。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×