工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン4 「超可能犯罪」 第7回「内緒の相談」 | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2018.07.20(金)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン4 「超可能犯罪」 第7回「内緒の相談」

特集 フィクション

>>第 1 回から読む

沢田は不安そうな表情を浮かべていたものの「工藤さんのことですから、大丈夫ですよね」とへらへら笑って言った。普段はオレのことを「工藤ちゃん」とバブリーな呼び方をする、あいつが「さん」づけで呼ぶなんていやな感じだ。

オレは沢田に目配せした。慣れたもので、すぐに気がついてくれた。

「あ、すいません。トイレお借りしてもよろしいですか?」

沢田はそう言いながら立ち上がった。

「トイレは、エレベータの手前です」

「あのー、エレベータってどっちでしたっけ? すみません。方向音痴なもので」

「はあ、部屋を出て右です」

大島は素っ気なく答えた。沢田は、はいはい、と軽い調子で答えて部屋のドアのところまで行ったが、そこで立ち止まると、大島を手招きした。

「なんでしょう?」

「ちょっといいですか?」
《一田和樹》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×