独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月8日、CollabNetが提供するプロジェクト管理ツール「ScrumWorks Pro」に権限昇格の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「ScrumWorks Pro 6.0 より前のバージョン」には、細工したクライアントソフトウェアを使用することで、許可されていない操作が可能になる脆弱性(CVE-2012-2603)が存在する。この問題が悪用されると、ScrumWorks Proが管理している情報に許可されていないユーザによってアクセスされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。