ウェブルート・ソフトウェア株式会社(ウェブルート)は2月1日、「2012年のサイバーセキュリティ予測トップ7」をブログで発表した。この記事は同社が11月17日に発表した英語版記事を翻訳したもの。これによると2012年は、「標的を絞った攻撃の1年」になるとしている。セキュリティ攻撃は大規模な脅威から、ごく一部の人間への感染を狙ったものへと少しずつ進化するとみている。また、より革新的で効果的なセキュリティ技術が大変革を巻き起こし、セキュリティ会社とサイバー犯罪者の戦いが激化すると予測している。さらに、政府レベルでのサイバー攻撃対策が進むことや、ビジネスがクラウドプラットフォームへの集団移行を始めること、サイバー犯罪者が現在の環境ではまだ脆弱性が高いモバイルデバイスに重点を置くようになること、正規のAndroidアプリケーションが不正な活動に悪用されることを挙げている。一方で、セキュリティ上もっとも弱いとされていた一般ユーザや企業の従業員のセキュリティ意識が向上するとしている。