>>第 1 回から読む
「反論する気にもならないね。このレポートがオレの正しさを証明してる。わかりやすいように言ってやるよ。あんたのとこの社員の中には、言われたことを守らずに、勝手なことをするヤツがいる。そいつらのおかげで、あんたが想定しているよりも、現実のセキュリティレベルは低くなってるってことだ」
オレがそう言うと、川崎はしばらく黙って自分の手元を見つめた。ややあって顔を上げると、またまたいやなセリフを吐いた。
「わかりました。しかし、工藤さんの仕事は、私を言い負かすことではないはず。犯人は見つかりましたか?」
「残念ながらお目当てのものはなかった。でも、これだけ穴があるってことは、まだ他にもあるはずだ」
「まだ何かあるっていうんですか?」
「反論する気にもならないね。このレポートがオレの正しさを証明してる。わかりやすいように言ってやるよ。あんたのとこの社員の中には、言われたことを守らずに、勝手なことをするヤツがいる。そいつらのおかげで、あんたが想定しているよりも、現実のセキュリティレベルは低くなってるってことだ」
オレがそう言うと、川崎はしばらく黙って自分の手元を見つめた。ややあって顔を上げると、またまたいやなセリフを吐いた。
「わかりました。しかし、工藤さんの仕事は、私を言い負かすことではないはず。犯人は見つかりましたか?」
「残念ながらお目当てのものはなかった。でも、これだけ穴があるってことは、まだ他にもあるはずだ」
「まだ何かあるっていうんですか?」