2005年上半期の「サイバー犯罪」の傾向と対策を総括する(1) | ScanNetSecurity
2020.10.28(水)

2005年上半期の「サイバー犯罪」の傾向と対策を総括する(1)

新種のウイルスやスパイウェアの登場、より高度化する不正アクセスなどインターネットの世界には常に「新たな脅威」が存在する。進化と変化があまりにも激しい中にあっては、「脅威に対する的確な知識を持ち、効果的な対策を施す」ことこそが求められている。そんな中、

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新種のウイルスやスパイウェアの登場、より高度化する不正アクセスなどインターネットの世界には常に「新たな脅威」が存在する。進化と変化があまりにも激しい中にあっては、「脅威に対する的確な知識を持ち、効果的な対策を施す」ことこそが求められている。そんな中、警察庁が「平成17年上半期のサイバー犯罪の検挙及び相談受理状況等について」を公表した。2005年上半期の国内で発生したサイバー犯罪の動向について警察庁生活安全局・情報技術犯罪対策課(サイバー犯罪対策課)の坂明課長の解説を踏まえながら報告しよう。


●サイバー犯罪の検挙件数が急増!過去最悪の昨年を上回るのは確実!

警察庁が2005年8月に発表した「平成17年上半期のサイバー犯罪の検挙及び相談受理状況等について」によると、2005年上半期(1〜6月期)のサイバー犯罪の検挙件数は1612件となった。2004年上半期(1〜6月)が1063件だったことと比べると、件数にして549件、約52%の大幅増加となった。つまり「1.5倍以上に増えている」のである。

警察庁では2000年からサイバー犯罪の検挙件数を集計し公表しているが、件数は年を追うごとに増加してきている。ちなみに、2000年には年間913件だったものが、2001年には1339件にまで急増し、その後も2002年には1606件、2003年には1849件、そして2004年には、とうとう2000件を突破し2081件となった。

ただし、過去の推移を見る限り、その増加率はおおむね「年率10〜20%程度で動いていた」といえるだろう。2000年から2001年にかけてこそ約49%の増加となっているが、その後の推移では2001年から2002年が約19%、2002年から2003年にかけてが約15%、2003年から2004年にかけては約12%の増加となっている。

そういった件数の推移の状況と比べてみると、2005年の上半期の検挙の件数、増加率ががいかに多く、高いのかがわかる。上半期だけで前年同期比の増加率で約52%となり、通年を通した検挙件数では、過去最悪だった2004年の年間検挙件数の2081件を「大幅に上回る」ことは確実だ。

ところで、このサイバー犯罪であるが、その具体的な内容とは、いったいどういったものなのだろうか。じつは、サイバー犯罪は大きく3つに分けられている。まずは、その内容について紹介する。

最もよく知られているサイバー犯罪ともいえるのが「不正アクセス禁止法違反」の犯罪である。これとあわせて「コンピュータ・電磁的記録対象犯罪」、そして、「ネットワーク利用犯罪」の3つがサイバー犯罪とされている。このうち、一般の人たちにとって、理解するのがやや難しいと考えられるのが「コンピュータ・電磁的記録対象犯罪」と「ネットワーク利用犯罪」だろう。使われる用語が難しいのである。そこで、この2つのサイバー犯罪の定義について、簡単に触れておこう。

【執筆:下玉利 尚明】

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全文はScan Security Management本誌をご覧ください。
https://www.netsecurity.ne.jp/14_3697.html
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