ここ数日連続して、メールマガジン配信の事故が続いているが、24日に株式会社レナウンが運営するサイト「07fun」でも配信事故があったことがわかった。 同サイトには、掲載されているお詫びの文章には「最重要項目として注意を払って運営」という一文があるが、根本的な問題は人為的なミスで簡単に事故に結びついてしまうシステムである。 企業のセキュリティに関しては、ファイアウォールやIDSなどさまざまなシステムがあり、監査も一部では行われている。メールマガジン配信でも「メールマガジン監査」が必要なのではないかと思われる。 メールマガジンを配信する企業は、監査マークを掲示して最低限の安全性をクリアしている旨を表示して利用者に安全性の目安を与えることができる。 蛇足であるが、同サイトは、javaスクリプト、cookie をオンにしないと利用できないページがある。システムが不完全な上に、人為的ミスを起こすようなサイトでjavaスクリプト、cookie をオンにするのは、正直かなりこわい。満足なサイト運営ができないにも関わらず、利用者に、javaスクリプト、cookie をオンを強制するようなサイト作りも見直すべきであると思われる。株式会社レナウン 07funhttp://www.07fun.com/07/sorry.html[ Prisoner Langley ] 関連記事 不完全なシステムと初歩的ミス 明治乳業が顧客リスト1万件流出(2001.10.29)https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/3143.html安全への意識の低い企業 安易なスクリプト利用が被害を拡大 メール マーケティングによりさらなる被害拡大の可能性(2001.9.19) https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/2843.html 浸透しないメールマーケティングのセキュリティ(2001.6.3) https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/2219.html スクリプトやクッキーなど企業の論理の押し付けwebは間接的な共犯者?利用者のセキュリティ無視のHTMLメールの推進はさらに危険!(2001.8.27)https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/2709.html(詳しくはScan本誌をご覧下さい) http://www.vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm