独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月18日、竹中エンジニアリング製デジタルビデオレコーダにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所の森好樹氏、丑丸逸人氏、梅村勇貴氏、久保正樹氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
HDVR-400 46110.1.100869.65より前のバージョン
HDVR-800 53210.1.900103.65より前のバージョン
HDVR-1600 53310.1.900111.65より前のバージョン
AHD04T-A/AHD08T-A/AHD16T-A 7xx10.1.900055.65より前のバージョン
NVR04T-A/NVR08T-A 56x10.1.100540.65より前のバージョン
NVR16T-A 49310.1.100540.65より前のバージョン
竹中エンジニアリングが提供するデジタルビデオレコーダ製品には、不適切な認証(推測可能な認証情報)(CVE-2024-41929)とOSコマンドインジェクション(CVE-2024-43778)、ドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化される問題(CVE-2024-47001)が存在し、遠隔の第三者によって当該製品上で任意のOSコマンドを実行されたり、機器の設定を変更されたりする可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。