独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月21日、CBC製デジタルビデオレコーダにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」発表した。情報通信研究機構サイバーセキュリティ研究所の森好樹氏、丑丸逸人氏、首浦大夢氏、久保正樹氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
NR4H、NR8HおよびNR16Hシリーズ
DR-16F、DR-8F、DR-4F、DR-16H、DR-8H、DR-4HおよびDR-4M41シリーズ
NR-4M、NR-8MおよびNR-16Mシリーズ
NR-4F、NR-8FおよびNR-16Fシリーズ
DR-16M、DR-8MおよびDR-4M51シリーズ
CBC株式会社が提供するデジタルビデオレコーダ製品には、不適切な認証(推測可能な認証情報)、OSコマンドインジェクション、ドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化される問題の脆弱性が存在し、遠隔の第三者によって当該製品上で任意のOSコマンドを実行されたり、機器の設定を変更されたりする可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートするよう呼びかけている。
なお下記の製品については、サポートが終了しており、現在のセキュリティ要件を満たせなくなっているため、インターネットへの接続を停止するよう推奨している。
NR4H、NR8HおよびNR16Hシリーズ
DR-16F、DR-8F、DR-4F、DR-16H、DR-8H、DR-4HおよびDR-4M41シリーズ