独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月1日、ユニモテクノロジー製デジタルビデオレコーダにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所の森好樹氏、丑丸逸人氏、首浦大夢氏、久保正樹氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
UDR-JA1604/UDR-JA1608/UDR-JA1616 ファームウェアバージョン 71x10.1.107112.43Aおよびそれ以前
ユニモテクノロジー株式会社が提供する複数のデジタルビデオレコーダ製品には、不適切な認証(推測可能な認証情報)(CVE-2022-44620)、OSコマンドインジェクション(CVE-2022-44606)、ドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化される問題(CVE-2022-43464)が存在し、遠隔の第三者によって当該製品上で任意のOSコマンドを実行されたり、機器の設定を変更されたりする可能性がある。本件の報告者によると、本脆弱性を悪用した攻撃が確認されているという。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。