有限会社東原商店は7月16日、同社が運営する「オリーブ牛の肉のヒガシハラ(https://www.niku-higasihara.co.jp/)」への不正アクセスによる個人情報の漏えいについて発表した。
これは3月11日に、一部のクレジットカード会社から「オリーブ牛の肉のヒガシハラ」を利用した顧客のカード情報の漏えい懸念について連絡があり、同日内にカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を開始したところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスでペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが原因で、顧客のカード情報が漏えいし、一部の顧客のカード情報が不正利用された可能性を4月19日に完了した調査結果で確認したというもの。また、2011年2月1日から2024年4月9日の期間に登録された個人情報についても漏えいした可能性があることを確認している。
漏えいした可能性があるのは下記の個人情報。
1.2021年3月1日から2024年4月9日の期間中に「オリーブ牛の肉のヒガシハラ」でクレジットカード決済を利用した顧客1,703名のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)とログインパスワード。
2.011年2月1日から2024年4月9日の期間中に「オリーブ牛の肉のヒガシハラ」を利用した顧客27,561名の個人情報(氏名、住所、メールアドレス、電話番号、生年月日、FAX番号(任意)、会社名(任意)、性別(任意)、職業(任意))。
同社では対象の顧客に別途、メールまたは書状にて個別に連絡を行う。
同社では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。
同社では3月11日に、監督官庁である個人情報保護委員会への報告と所轄警察署への被害申告を行っている。
同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとのこと。