アカデミア・ミュージック株式会社は6月18日、同社が運営するECサイト「アカデミア・ミュージック」への不正アクセスによる個人情報の漏えいについて発表した。
これは1月15日に、警察から「アカデミア・ミュージック」を利用した顧客のカード情報の漏えい懸念について連絡があり、同日および1月18日、1月19日に封じ込め措置を実施し、1月25日にはカード会社よりクレジットカード決済を停止するよう連絡があったため、同日中に当該サイトでのカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を開始したところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスでペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが原因で、購入者のカード情報が漏えいし、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性があることを、4月1日に完了した調査結果で確認したというもの。
漏えいした可能性があるのは、2021年4月10日から2024年1月14日の期間中に「アカデミア・ミュージック」でクレジットカード決済を利用した顧客4,324名のカード情報(番号、有効期限、セキュリティコード)とメールアドレス、電話番号。そのうち会員登録している顧客2,092 名については、下記の情報も漏えいした可能性がある。
・ログインパスワード
・登録した名前
・登録した名前(ふりがな)
・登録した会社名(任意項目)
・登録した住所
・登録したFAX 番号(任意項目)
・登録した生年月日(任意項目)
・登録した性別(任意項目)
・登録した職業(任意項目)
・登録した届け先
・注文履歴
同社では対象の顧客に、メールまたは書状にて個別に連絡を行う。
同社では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。
同社では1月19日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、1月15日に所轄警察署に被害申告を行っている。
同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとのこと。