IPA、2024年度第2回「業界別サイバーレジリエンス強化演習(CyberREX)」を9月5~6日開催 | ScanNetSecurity
2024.06.21(金)

IPA、2024年度第2回「業界別サイバーレジリエンス強化演習(CyberREX)」を9月5~6日開催

IPAは、2024年度第2回の業界別サイバーレジリエンス強化演習(CyberREX)を2024年9月5日~9月6日に東京で開催すると発表した。

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 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は5月31日、業界別サイバーレジリエンス強化演習(CyberREX)の2024年度第2回「業界特性を意識した経営課題解決のためのセキュリティ戦略~高まる『サイバーインシデント』の脅威、あなたの部門の備えは万全ですか?」を2024年9月5日~9月6日に東京で開催すると発表した。

 この演習は責任者向けプログラムとして実施されるもので、日本の社会インフラ・産業基盤を守ることを目的に設計されたプログラムとなっている。サイバーレジリエンス能力を強化した人材を育成し企業組織の強靭化を図ることを目的としており、電力、ビル、石油、化学、ガス、医療に係る制御システムのユーザー企業・系列企業などが対象。

 演習の特徴として、IPAは以下の三点を挙げている。
・業界別に仮想企業を想定したシナリオによる実践的な演習形式を中心とするトレーニング
・最新の国内外の事例や動向を踏まえ、新規シナリオを随時追加。企業の安全を確保するとともに、情報処理安全確保支援士の実践講習としても活用可能
・海外子会社、系列企業、サプライチェーン等のビジネスパートナーが直面するサイバーセキュリティ規制やガイドライン等を解説する集中講義

 受講による効果としては次を挙げている。
・責任者クラスが認識すべき「サイバーセキュリティ課題」や「自社体制や規程等とのギャップ分析」への理解度および対応力の向上、「起こりうるリスクシナリオ」、「国内外の規制動向、海外事例」に対する知見の蓄積
・受講者間および、講師・サイバーセキュリティ専門家・省庁など公的機関関係者との人脈づくり、ネットワークの構築

 受講者の声としては以下などがある。
・同業者の情報セキュリティ担当との人脈構築に有益だった
・最新動向が整理されており、知識のアップデートに役立った。シナリオが実践的で良かった
・同業界の方々との討議では開示を憚ることなく正直に実状を話すことができ、大変有意義だった
・講義を通じて、報道やメディアからは知りえなかったインシデント事例や脅威を知ることができ、もっと目を向けるべき事項が多いことに気付かされた

 2024年度第2回「業界別サイバーレジリエンス強化演習(CyberREX)」の概要は次の通り。

日時:2024年9月5日木曜日~9月6日金曜日
開催場所:(独)情報処理推進機構(東京都文京区本駒込)
定員:最大30名
参加費用:一般:8万8千円(税込)、登録セキスぺ:8万円(非課税)
講師:門林雄基氏(奈良先端科学技術大学院大学 教授)
   宮本大輔氏(政策研究大学院大学 政策研究科 教授、奈良先端科学技術大学院大学 客員教授)

 申し込み方法などはサイトを参照のこと。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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