独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月22日、「Apache Tomcat」に情報漏えいの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
The Apache Software Foundationが提供するApache Tomcatには、情報漏えいの脆弱性(CVE-2024-21733)が存在する。影響を受けるシステムは次の通り。
・Apache Tomcat 9.0.0-M11から9.0.43まで
・Apache Tomcat 8.5.7から8.5.63まで
この脆弱性が悪用されると、不完全なPOSTリクエストを受信した際のエラーレスポンスに、他のユーザが以前にリクエストしたデータが含まれる可能性がある。
JVNでは開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。この脆弱性は、次のバージョンで修正されている。
・Apache Tomcat 9.0.44
・Apache Tomcat 8.5.64