「Apache Tomcat」に他ユーザのリクエストが漏えいする脆弱性 | ScanNetSecurity
2024.05.01(水)

「Apache Tomcat」に他ユーザのリクエストが漏えいする脆弱性

IPAおよびJPCERT/CCは、「Apache Tomcat」に情報漏えいの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月22日、「Apache Tomcat」に情報漏えいの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

 The Apache Software Foundationが提供するApache Tomcatには、情報漏えいの脆弱性(CVE-2024-21733)が存在する。影響を受けるシステムは次の通り。

・Apache Tomcat 9.0.0-M11から9.0.43まで
・Apache Tomcat 8.5.7から8.5.63まで

 この脆弱性が悪用されると、不完全なPOSTリクエストを受信した際のエラーレスポンスに、他のユーザが以前にリクエストしたデータが含まれる可能性がある。

 JVNでは開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう呼びかけている。この脆弱性は、次のバージョンで修正されている。

・Apache Tomcat 9.0.44
・Apache Tomcat 8.5.64

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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