独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月28日、Apache Tomcatにおけるオープンリダイレクトの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Apache Tomcat 11.0.0-M1から11.0.0-M10までのバージョン
Apache Tomcat 10.1.0-M1から10.1.12までのバージョン
Apache Tomcat 9.0.0-M1から9.0.79までのバージョン
Apache Tomcat 8.5.0から8.5.92までのバージョン
Apache Tomcatには、ROOTディレクトリに配置されたデフォルトのウェブアプリケーションがFORM認証を使用するように設定されている場合、オープンリダイレクトが発生する脆弱性が存在し、細工されたURLにアクセスすることで任意のウェブサイトにリダイレクトされる可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお本脆弱性は、下記のバージョンで修正されている。
Apache Tomcat 11.0.0-M11およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 10.1.13およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 9.0.80およびそれ以降のバージョン
Apache Tomcat 8.5.93およびそれ以降のバージョン