新型コロナのパンデミックによって在宅勤務が新常識となり、オフィスへの羨望は過去のものと考えられるようになっていたかもしれない。しかし、ある Amazon のスタッフは、AWS の主要施設が置かれた 100 年前の刑務所を案内するガイド付きツアーをソーシャルメディアに投稿し、再度の盛り上がりを図っているようだ。
ローマのパンテオンにも似たドーム構造を持つ、オランダのハールレムにあるケペルゲバンゲニスは、パノプティコンの原理(編集部註:看守からは囚人を監視することができるのに対して、囚人は自分が監視されているかどうかわからない円形構造の監獄)に基づいて刑務所として設計された。
意地悪な見方をする人なら、オランダのこの国定建造物にオフィスを構えるのは Amazon にふさわしいと考えるかもしれない。
この建物は、1901 年の開所から 2016 年まで現役の刑務所だった。その後、オランダへの亡命を求めるシリア難民の収容施設として使用され、その後は改修されオフィスとなった。