独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月6日、「direct」デスクトップ版アプリ Mac版におけるアクセス制限不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社FFRIセキュリティの中川恒氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
「direct」デスクトップ版アプリ Mac版 ver 2.6.0 およびそれ以前
株式会社L is Bが提供する「direct」デスクトップ版アプリ Mac版には、アクセス制限不備の脆弱性が存在し、macOS が提供するアクセス制御機構 TCC (Transparency Consent and Control) を回避される可能性がある。
想定される影響としては、当該製品がインストールされた端末において、利用者の同意なく端末のカメラやマイク等が利用され、撮影された画像データや録音された音声データを窃取される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。