独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月9日、Android アプリ「リクナビNEXT」におけるアクセス制限不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」発表した。株式会社ラックの小松奈央氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Android アプリ「リクナビNEXT」ver. 11.5.0 より前のバージョン
株式会社リクルートが提供する Android アプリ「リクナビNEXT」には、Custom URL Scheme を使用してリクエストされた URL にアクセスする機能が実装されているが、同機能には任意のアプリからリクエストを受け取りアクセスを実行してしまう、アクセス制限不備の脆弱性が存在する。
想定される影響としては、遠隔の第三者に当該製品を経由し任意のウェブサイトにアクセスさせられ、フィッシング等の被害にあう可能性がある。
JVNは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお開発者は、本脆弱性を修正した下記のバージョンをリリースしている。
Android アプリ「リクナビNEXT」ver. 11.5.0