日本銀行金融研究所 情報技術研究センター情報技術研究グループは9月4日、「量子コンピュータが暗号を解読する日はくるのか?~耐量子計算機暗号(PQC)への移行に向けた取組み~」のテーマで情報セキュリティ・セミナーを9月21日に開催すると発表した。
同セミナーでは、日本銀行 金融研究所 参事役の宇根正志氏が「海外における耐量子計算機暗号(PQC)への移行を見据えた取組み」と題した講演で、量子コンピュータによる暗号解読のリスクや対応に関するスタンス、PQCへの移行を検討する際の推奨事項に関して海外の動向を紹介するともに、金融分野で対応を検討する際の留意事項や課題を考察する。
また、GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 取締役CTO of Developmentの菅野哲氏が「耐量子計算機暗号(PQC)への暗号移行に向けた技術動向」と題した講演で、量子コンピュータによる暗号の危殆化を見据えてPQCへ暗号移行する際の対応策として提案されている「ハイブリッドモード」について、標準化に向けた動向やオープンソースソフトウェア(OSS)など技術面の実装状況について紹介する。
・概要
日時:9月21日10:00-11:30
開催形態:オンライン開催(Cisco Webex Webinars を利用)
申込:https://imes.rsvsys.jp/reservations/event/56
締切:9月15日12:00
・プログラム
講演1(10:00-10:45):海外における耐量子計算機暗号(PQC)への移行を見据えた取組み
講師:宇根正志氏(日本銀行 金融研究所 参事役)
講演2(10:45-11:30):耐量子計算機暗号(PQC)への暗号移行に向けた技術動向
講師:菅野哲氏(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 取締役CTO of Development)