1 位はアクセス権限誤設定 ~ クラウド利用のリスク事例トップ 10 | ScanNetSecurity
2024.04.27(土)

1 位はアクセス権限誤設定 ~ クラウド利用のリスク事例トップ 10

 株式会社アシュアードは8月16日、SaaSなどのクラウドサービスの利用にあたって実際に発生したことのある事例トップ10をまとめ発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン
実際に発生したことのあるクラウドサービス(SaaS等)利用に関連するリスクTOP10

 株式会社アシュアードは8月16日、SaaSなどのクラウドサービスの利用にあたって実際に発生したことのある事例トップ10をまとめ発表した。

 同調査は7月に、従業員数1,000名以上を有する大手企業の情報システム部門に所属する300人を対象に、SaaSなどのクラウドサービスの利用にあたって実際に発生したことのある事例トップ10をまとめたもの。同調査で、対象者の半数に及ぶ51.3%で情報漏えいの危機やサービス提供に支障をきたす可能性のある事例が発生したことが判明している。

 1位は「社内限定公開のつもりが社外からもアクセス可能な設定になっていた(アクセス権限の誤設定)」で17.7%、次いで2位は「自社で利用しているクラウドサービスがサイバー攻撃を受け、自社の機密情報も漏えいの可能性があった」で14.3%、3位は「機密情報が保存されたクラウドサービスが利用可能なスマートフォン等を紛失し、情報漏えいの可能性があった」が12.3%であった。

 株式会社アシュアード代表取締役社長の大森厚志氏は「機密情報を取り扱ったり、自社サービスに重大な影響を及ぼすような重要度の高いクラウドサービスについては、インシデントの発生に備え、予め代替手段を用意しておくなどの対策も重要です。」とコメントしている。

《高橋 潤哉》

編集部おすすめの記事

特集

調査・レポート・白書・ガイドライン アクセスランキング

  1. 社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

    社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

  2. 重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

    重い 高い 検索も使いにくいメールを企業の 6 割が使う理由

  3. ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

    ランサムウェアに身代金を支払う傾向の強い組織の構造が明らかに

  4. 「情報セキュリティの敗北史」はサイバーセキュリティの歴史と概念が学べる教科書だった(一田和樹 サイバーブックレーダー)

  5. 社長犯行 会社黙殺 報道沈黙、ジャニーズ事務所 外部チームの調査報告書公開

  6. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  7. 総務省「無線LANセキュリティガイドライン」更新、自宅と公衆に分冊

  8. IPA「サイバーセキュリティ経営ガイドライン Ver 3.0実践のためのプラクティス集 第4版」公開

  9. 2024年第1四半期 IPA 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況、サポート詐欺被害時の漏えい可能性判断ポイントほか

  10. ガートナー 2024 年 サイバーセキュリティトップトレンド

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×