GMOペパボ株式会社は2月12日、同社が提供するロリポップ!レンタルサーバーでのWebサイトの問い合せフォームの悪用について、注意喚起を発表した。
同社によると、ロリポップを利用しているWebサイトに設置された問い合せフォームの自動返信機能が悪用され、第三者によるスパムメールの不正配信を多く確認しているという。
スパムメールの大量配信が行われると、契約プランのメール送信数の上限に達し必要なメールが送信できなくなる、利用サーバの信用が低下することでフリーメール等の送信先から受信が拒否される等の原因となり、特にサーバの信用が低下することで、最終的にはサーバ全体がブロックされ、利用者のみならずサーバを共有する他のユーザーにも多大な影響が発生するとのこと。
同社では、送信についての監視を強化しており、不正利用とみられる大量送信が検知された場合や、第三者機関などからスパムメールの報告があった場合は、フォームの非表示化やアカウントの停止などの対策を行う。
同社では、サイトに問い合わせフォームを設置している顧客に対し、reCAPTCHAの導入や、自動返信機能の無効化、海外IPアドレスからのアクセス制限などのセキュリティ対策を実施するよう呼びかけている。