エックスサーバー株式会社は3月18日、問い合わせフォームの自動返信機能を悪用したスパムメール送信と対策について発表した。
同社では2025年1月頃から、WordPressの問い合わせフォーム用プラグインやPHP・Perlで作成された問い合わせフォームを悪用し、顧客のウェブサイトを介して大量のスパムメールが不正送信される事例が急増しているという。
同社では不正送信による主な影響として下記を挙げている。
・顧客のメールアドレスが迷惑メール送信元として判定される
・顧客が送信するメールが受信拒否される
・メール送信数が上限に達することで顧客のメール送信ができなくなる
同社では、下記の対策(優先度順)を推奨している。
1.reCAPTCHA v3の導入
ロボットによる自動送信を防止するために最新の認証システムを設置
2.自動返信メール機能の無効化
問い合わせフォームの自動返信機能を悪用した大量のスパムメール不正送信対策として、自動返信機能を一時的に無効化
3.プログラムの最新版へのアップデート
セキュリティ上の観点からWordPress等のプログラムは常に最新バージョンに更新
なお同社では、不正利用や不正アクセスが確認または疑われる場合、顧客のサイト上で一部国外からのアクセスを制限することがあるとのこと。