Avast Softwareは1月14日、QRコードを利用した攻撃についてブログ記事で発表した。オースティン市(アメリカ合衆国)の報告書によると、同市内の20以上の駐車場料金所で不正なQRコードが発見されたという。
Avast社のシニア・グローバル・スレット・コミュニケーション・マネージャーのChristopher Budd氏は「パーキングメーターを標的にすることは、実際には非常に賢いことです。(中略)多くの人々は、正規のパーキングサイトがどのようなものかを知るほどには利用しないからです。」と述べ、今回の攻撃が他の攻撃につながる可能性が高いと述べている。
Budd氏は「一般的にQRコードを警戒するのは当然のことで、QRコードでアクセスしたサイトでお金を払ったり、情報を入力したりすべきではないということを、特に注意しなければなりません」とした上で、「QRコードは、レストランのメニューのように、読むだけのサイトのナビゲーションとして扱い(中略)アクセスしたリンク先でお金を払ったり、アプリをダウンロードしたりしてはいけません」と注意を促している。
QRコードを安全に使用するためには、下記に気をつけるよう呼びかけている。
・携帯電話が最新の状態であることを確認する
・QRコードで支払いをしない
・QRコードからアプリをダウンロードしない
・QRコードからアクセスしたサイトに情報を入力しない