「Apache Log4j」ライブラリに深刻なゼロデイ脆弱性、トレンドマイクロ報告 | ScanNetSecurity
2022.01.22(土)

「Apache Log4j」ライブラリに深刻なゼロデイ脆弱性、トレンドマイクロ報告

 トレンドマイクロ株式会社は12月11日、「Apache Log4j」ライブラリに深刻なゼロデイ脆弱性が発覚したと同社ブログで発表した。影響を受けるシステムは下記の通り。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 トレンドマイクロ株式会社は12月11日、「Apache Log4j」ライブラリに深刻なゼロデイ脆弱性が発覚したと同社ブログで発表した。影響を受けるシステムは下記の通り。

Apache Log4j 2.0-beta 9 から2.14.1.

 同社によると米国時間2021年12月9日に、Apache Log4j2ログ出力ライブラリの複数のバージョンに影響を与える深刻なゼロデイ脆弱性情報が公開され、本脆弱性(CVE-2021-44228)は様々なブログやレポートで「Log4Shell」と呼ばれている。

 本脆弱性は、Apache Log4j ライブラリバージョンにおけるJava Naming and Directory Interface TM(JNDI)インジェクションの脆弱性で、対象バージョンのLog4j 2を使用しているシステムが、ログに記録されたメッセージに信頼できないデータを含んでいる場合に発生し、細工された悪意のあるペイロードがこのデータに含まれている場合に悪意のあるサーバへのJNDI Lookupが実行され、 結果として悪意のあるJavaオブジェクトが読み込まれ、最終的に任意のコードを実行(RCE:Remote Code Execution)につながる可能性がある。 また、Message Lookupの置換が有効な場合、ログメッセージやそのパラメータを制御できる攻撃者はLDAPサーバからロードされた任意のコードを実行することができる。

 同社によると、本脆弱性の対象となるライブラリは、多くの企業やクラウドアプリケーションで広く使用されており、まずはどのシステムがLog4jを使用しているか把握することが課題となり、修正プログラムの適用が最善ではあるが、どのアプリケーションに修正プログラムを適用すべきか精査に時間がかかることが想定されるとしている。

 本誌の取材にこたえた同社広報グループ 鰆目順介氏によると「当社の分析では、悪用可能性はJavaのバージョンと構成によって異なり、サーバーが影響を受けるバージョンのLog4j 実装したからといって、その構成によっては即座に攻撃を受ける可能性があるわけではない。当社の悪意あるWeb通信のブロック技術「Webレピュテーションサービス(WRS)」データベースに1,700を超えるURLを追加(および拡大中)して、この脆弱性に対するエクスプロイトの観察に関連する悪意のあるレポートや通信ベクトルにリンクされているものをブロックしている。」とのこと。

《高橋 潤哉》

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