一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月15日、複数のMobileIron製品の脆弱性に関する注意喚起を発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。MobileIron Core 10.6 およびそれ以前MobileIron Sentry 9.8 およびそれ以前MobileIron CloudEnterprise Connector 10.6 およびそれ以前Reporting Database(RDB)MobileIronが提供する複数のMDM(Mobile Device Management)関連製品には、脆弱性(CVE-2020-15505、CVE-2020-15506、CVE-2020-15507)が存在し、これらが悪用されると、認証されていない遠隔の第三者が任意のコードを実行したり、認証を回避したり、任意のファイルを読み取ったりする可能性がある。本脆弱性に関する情報や修正パッチは2020年6月に公開済みだが、9月12日に脆弱性の発見者が詳細を解説する発表や記事を公開し、本脆弱性を実証するとみられるコード(PoC)が公開されている。JPCERT/CCでは今後、本脆弱性の悪用を試みる通信や攻撃が増加する恐れがあり、MobileIronが提供する本脆弱性を修正するパッチを適用するよう呼びかけている。
Microsoft Windows の Windows Update Orchestrator Service におけるCOM API への権限制御不備により管理者権限への昇格が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.9.10 Thu 8:10