株式会社ブ口ードリンクは7月22日、同社の新しいセキュリティ対策とテクニカルセンター内での作業工程映像をYouTubeで公開した。同社従業員が私益のために、同社が処分を請け負ったハードディスクを不正に持ち出し、ネットで転売していたことが2019年12月に明らかになったことを受け同社は、2020年1月に15名体制からなる組織横断型の「安全品質委員会」を設置し、安全品質の管理向上のための整備を進め、業界の新たなセキュリティ基準となる安全基準を制定したという。同社の「新・安全基準」は、「持ち出し防止対策」「全プロセス・機器のリスク対応」「作業完了エビデンス提供」の3つの骨子からなり、例えば持ち出し防止対策として、出入り口を1か所に集約し開閉権限を管理者のみに付与することによる作業員の勤務外入館の防止、小型SDカードやUSBメモリのセキュリティゲートでの検知と警備員による金属探知機のチェック、監視カメラの数を倍にして死角をなくしたことなどを挙げている。