独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は12月25日、「ECサイト構築で多く利用されている『EC-CUBE』を用いたウェブサイトでの情報漏えい被害の増加について」とする注意喚起を発表した。EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが開発・提供する、ECサイト構築を目的としたオープンソースソフトウェア。経済産業省によると、EC-CUBEを使って構築されたWebサイトにおいて、決済画面を改ざんされる等によりクレジットカード番号等が窃取されるといった被害が多数確認されている。これまでに漏えいしたクレジットカード番号等は約14万件にのぼるという。IPAではこの状況を受け、Webサイト運営者に向けて対策の実施を呼びかけている。まず、自身のWebでEC-CUBEを使用しているか確認し、使用している場合はバージョンを確認する。EC-CUBEのサイトで最新のバージョンを確認し、自社で使用しているバージョンが最新ではない場合は、速やかにアップデートを行う。また、ベンダが公開している情報を確認し、必要なセキュリティ対策を実施するよう呼びかけている。
Microsoft Windows の iphlpsvc.dll におけるファイル作成処理の不備に起因する任意のファイルが上書き可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2019.12.10 Tue 8:15