独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月19日、LINE株式会社が提供する「LINE」(Android版)に複数の整数オーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.3。開発者が製品利用者への周知を目的にJPCERT/CCへ報告した。「LINE(Android版)4.4.0 以上 9.15.1 未満」には、「apng-drawable に起因する整数オーバーフローの脆弱性(CVE-2019-6007)」および「画像処理に起因する整数オーバーフローの脆弱性(CVE-2019-6010)」が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、細工された画像を読み込むことでLINE(Android版)がクラッシュする。また、遠隔の第三者によって任意のコードが実行される可能性もある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。