一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月2日、「複数の SSL VPN 製品の脆弱性に関する注意喚起」を発表した。JPCERT/CCでは現在、Palo Alto Networks(CVE-2019-1579)、Fortinet(CVE-2018-13379)、Pulse Secure(CVE-2019-11510)のSSL VPN製品の脆弱性に対する実証コードなどの詳細な情報が公表されていることを確認しているという。これらの脆弱性を悪用された場合には、攻撃者がリモートから任意のコードを実行できる可能性(CVE-2019-1579)や、任意のファイルを読み取り、認証情報などの機微な情報を取得する可能性(CVE-2018-13379, CVE-2019-11510)があり、これ以外の脆弱性情報も公開されている。すでに、Pulse Connect Secureの脆弱性(CVE-2019-11510)を悪用しようとするスキャンをBad Packets社が確認しており、JPCERT/CCのセンサでも同様のスキャンとみられる通信を観測している。JPCERT/CCでは、各ベンダが提供する情報を参考に、修正済みのバージョンにアップデートするよう呼びかけている。
Apache Tomcat の Windows 版において CGI のパラメータ処理の不備により遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2019.8.27 Tue 10:10