BIND 9.xにDoS攻撃を受ける脆弱性、対応を呼びかけ(JPRS) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

BIND 9.xにDoS攻撃を受ける脆弱性、対応を呼びかけ(JPRS)

JPRSは、「BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2019-6471)」とする注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威
株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は6月20日、「BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2019-6471)」とする注意喚起を発表した。開発元であるISCから発表されたもので、ISCでは本脆弱性の深刻度(Severity)を「中(Medium)」と評価している。

この脆弱性は、BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からのサービス不能(DoS)攻撃が可能となるもので、提供者が意図しないサービスの停止が発生する可能性がある。影響を受けるバージョンは次の通り。

・9.14系列:9.14.0~9.14.2
・9.12系列:9.12.0~9.12.4-P1
・9.11系列:9.11.0~9.11.7

JPRSでは、同脆弱性の一時的な回避策は存在しないことから、同脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.14.3/9.12.4-P2/9.11.8)への更新、あるいは各ディストリビューションベンダからリリースされる更新の適用を呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

編集部おすすめの記事

特集

脆弱性と脅威 アクセスランキング

  1. Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

    Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

  2. スマホアプリ「ピッコマ」に外部サービスの APIキーがハードコードされている問題

    スマホアプリ「ピッコマ」に外部サービスの APIキーがハードコードされている問題

  3. 「ポケモンセンターオンライン」を装ったフィッシングサイトに注意喚起(ポケモンセンター)

    「ポケモンセンターオンライン」を装ったフィッシングサイトに注意喚起(ポケモンセンター)

  4. NETGEAR 製ルータにバッファオーバーフローの脆弱性

  5. JPCERT/CC、仮想通貨マイニングツールのXMRigの設置を狙った攻撃を順序立てて詳説~対策マニュアルとしても有効

  6. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  7. HOME SPOT CUBE2 に複数のバッファオーバーフローの脆弱性

  8. メルカリがフィッシング詐欺に注意喚起、アプリの利用など推奨

  9. 「GROWI」にWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される複数の脆弱性(JVN)

  10. 同日に再攻撃やフリーツール悪用も、2022年下半期 IPA 届出事例

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×