株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は6月20日、「BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(CVE-2019-6471)」とする注意喚起を発表した。開発元であるISCから発表されたもので、ISCでは本脆弱性の深刻度(Severity)を「中(Medium)」と評価している。この脆弱性は、BIND 9.xにおける実装上の不具合により、namedに対する外部からのサービス不能(DoS)攻撃が可能となるもので、提供者が意図しないサービスの停止が発生する可能性がある。影響を受けるバージョンは次の通り。・9.14系列:9.14.0~9.14.2・9.12系列:9.12.0~9.12.4-P1・9.11系列:9.11.0~9.11.7JPRSでは、同脆弱性の一時的な回避策は存在しないことから、同脆弱性を修正したパッチバージョン(BIND 9.14.3/9.12.4-P2/9.11.8)への更新、あるいは各ディストリビューションベンダからリリースされる更新の適用を呼びかけている。