セキュリティ情報融合基盤「CURE」、NIRVANA改など複数の脅威情報を統合(NICT) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

セキュリティ情報融合基盤「CURE」、NIRVANA改など複数の脅威情報を統合(NICT)

NICTサイバーセキュリティ研究室は、多種多様なサイバーセキュリティ関連情報を大規模集約・横断分析するセキュリティ情報融合基盤「CURE」(キュア)を開発したと発表した。

製品・サービス・業界動向
CURE全体図
  • CURE全体図
  • 詳細情報表示
  • NIRVANA改連携
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究室は6月6日、多種多様なサイバーセキュリティ関連情報を大規模集約・横断分析するセキュリティ情報融合基盤「CURE」(キュア:Cybersecurity Universal REpository)を開発したと発表した。サイバー攻撃の観測情報や脅威情報等、異なる情報源から得られるサイバーセキュリティ関連情報を一元的に集約してつなぎ合わせることで、サイバー攻撃の隠れた構造を解明し、リアルタイムに可視化することを容易にした。

NICTはこれまで、無差別型攻撃の観測(インシデント分析センターNICTER)や標的型攻撃の観測(サイバー攻撃誘引基盤STARDUST)、組織内のアラートやエンドポイント情報の収集(サイバー攻撃統合分析プラットフォームNIRVANA改)、様々な情報源からの脅威情報の取得(サイバー脅威情報集約システム EXIST)など、多種多様なサイバーセキュリティ関連情報の収集を行ってきた。CUREでは、これらの情報を一元的に集約し、横断分析を可能にする。

さらに、CUREとNIRVANA改を連動させ、外部組織から発信される脅威情報と自組織内のアラートやエンドポイント情報とを関連付けることで、最新の脅威が組織に及ぼす影響の迅速な把握を可能にし、組織のセキュリティ・オペレーションの効率化が期待できるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

編集部おすすめの記事

特集

製品・サービス・業界動向 アクセスランキング

  1. 度を超えたハラスメント行為者 セガ従業員に損害賠償支払い

    度を超えたハラスメント行為者 セガ従業員に損害賠償支払い

  2. マクニカネットワークスが忘れない CrowdStrike 三つのエピソード

    マクニカネットワークスが忘れない CrowdStrike 三つのエピソード

  3. デロイトと JFEスチール、サイバーセキュリティの合弁会社設立

    デロイトと JFEスチール、サイバーセキュリティの合弁会社設立

  4. 大阪の奇跡「純国産SOCサービス」セキュアヴェイル、垂直統合までの20年

  5. GMOイエラエ、カルチャーデック公開

  6. ジョン・マカフィーの死から三年、新CEOにクレイグ・バウンディ氏

  7. 日本規格協会、ISO / IEC 27002 の改訂を受け「JIS Q 27002:2024」発行

  8. GMOイエラエ「ホワイト企業認定」最高ランクのプラチナ取得 三回目

  9. 人を標的とした脅威から守るために ~ KnowBe4 が Egress 買収

  10. 映画製作委員会への出資で得る権利をセキュリティ・トークン化して小口販売

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×