KPMGコンサルティング株式会社は5月22日、情報セキュリティ審査「TISAX(Trusted Information Security Assessment Exchange)」への対応支援サービスの提供を開始したと発表した。TISAXは、ドイツ自動車工業会(VDA)が2017年に策定した情報セキュリティ審査で、自動車部品サプライヤーや自動車関連サービスプロバイダを対象にしている。TISAXは、これまで自動車メーカーが個別にサプライヤーに対して実施していた情報セキュリティの審査の方法・基準を共通化するもの。これによりVDA加盟各社は、これまで複数サプライヤーに個別に実施していた審査の負荷を削減でき、サプライヤーは複数の自動車メーカーから同様の審査を何度も受ける必要がなくなり、対応負荷を低減できる。また、TISAXの審査結果を、自社の客観的な情報セキュリティレベルの証明に利用することが考えられる。KPMGコンサルティングは、VDAから審査機関としてTISAX審査の実施が認められているKPMGドイツと連携し、日本企業のTISAXへの対応を支援。企業の審査に向けた準備からTISAX適合ラベルの取得までをワンストップでフォローしていく。