経済産業省は4月16日、コード決済(QRコード決済)における不正流出したクレジットカード情報の不正利用防止対策に関するガイドラインを、一般社団法人キャッシュレス推進協議会にて策定したと発表した。2018年末に、スマートフォンを活用した決済サービスで、クレジットカード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)が不正利用される事案が発生したことを受けたもの。キャッシュレス推進協議会は、コード決済事業者およびクレジットカード事業者として守るべきセキュリティの水準の検討を進めてきた。2018年末の事件を受けて、2019年1月から3月まで全5回の検討会を実施し、ガイドラインの完成に至った。ガイドラインでは「端末取得」「SIM取得」「アカウント作成」「カード情報登録」「決済利用」の利用プロセスを網羅し、特にアカウント取得以降のプロセスを重点的に検討したという。ガイドラインは9章構成、23ページのPDFファイルとなっており、同協議会のサイトからダウンロードできる。