ウェブルート株式会社は4月16日、1年間のサイバー脅威のデータを分析した「ウェブルート脅威レポート2019」を発表した。これによると、企業エンドポイントのウイルス感染率が32%であるのに対し、コンシューマーエンドポイントの感染率は68%と、 2倍以上の差が見られた。また、感染したデバイスの半数以上(53%)が1年以内に再感染していた。フィッシング攻撃は前年から36%増加しており、77%が金融機関を騙るものであった。また、標的となった金融機関のフィッシングページの80%以上がHTTPSサイトであった。フィッシングサイトは前年から220%増加し、偽装された企業の第1位はGoogleとなっている。なお、悪意あるURLの40%が安全なドメインから検出されている。