「DLmarket」への不正アクセスについて続報、新たに7,741件のカード情報が流出した可能性(ディー・エル・マーケット) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

「DLmarket」への不正アクセスについて続報、新たに7,741件のカード情報が流出した可能性(ディー・エル・マーケット)

ディー・エル・マーケット株式会社は12月25日、10月22日に発表した同社運営の「DLmarket」への不正アクセスによる情報流出について、外部の専門機関2社によるフォレンジック調査の結果、新たにカード情報の一部が流出の可能性が判明したと発表した。

インシデント・事故
リリース(不正アクセスによる個人情報流出に関するご報告とお詫び)
  • リリース(不正アクセスによる個人情報流出に関するご報告とお詫び)
  • リリース(情報流出の原因)
  • リリース(本件の対応について)
  • リリース(お客様へのお願い)
  • リリース(本件に関するお問い合わせ窓口)
ディー・エル・マーケット株式会社は12月25日、10月22日に発表した同社運営の「DLmarket」への不正アクセスによる情報流出について、外部の専門機関2社によるフォレンジック調査の結果、新たにカード情報の一部が流出の可能性が判明したと発表した。

これは11月12日に、法人向け決済サービスのクレジット決済代行会社より同社サーバを原因としたカード情報流出の懸念があるとの指摘を受け、カード決済とサイトを停止し、11月16日に不正アクセスで流出した情報の特定や詳細な原因の究明などについてカード情報のセキュリティ専門機関に調査依頼し、12月6日に最終報告書を受領したというもの。

今回、新たに流出が判明したカード情報について、2018年10月17日午後10時05分から11月12日午後9時50分にカード決済ページで番号を入力した者が対象で、決済が成立し流出の可能性があると判断されたカード情報(カード番号、名義、セキュリティコード、有効期限)の最大件数は7,741件で、決済は成立していないが「偽の決済フォーム」に誘導された可能性のある最大件数は903件。

不正アクセスにより、同サイトで商品を購入する際に、本来遷移するはずのクレジット決済代行会社のページではなく「偽の決済フォーム」に誘導するように同社サーバが改ざんされ、入力されたカード情報が不正に取得された可能性が高く、「偽の決済フォーム」を経由した場合は正常な決済は行われず、顧客にはエラーの通知が行われる仕様となっていた。

「偽の決済フォーム」のみに入力されたカード番号は、フォレンジック調査でも特定できていないが、同社サーバのデータより誘導された対象者は特定済み。

同社では、不正利用の防止のために流出の可能性がある対象カード番号についてはカード会社にモニタリング強化を依頼済み。

また、同サイトの再開については、不正アクセスの原因究明と再発防止策を講じセキュリティ対策の完了後となり、決定次第改めてサイト上で告知する。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

インシデント・事故 アクセスランキング

  1. ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

    ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

  2. 富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

    富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

  3. 東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

    東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

  4. イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

  5. 東京ガスエンジニアリングソリューションズのネットワークに不正アクセス、約 416 万人分の個人情報が流出した可能性

  6. NTTPCのクラウド「WebARENA CLOUD9」5月8日から障害継続中(NTTPC)

  7. 厚生労働省 滋賀労働局の委託先でサポート詐欺被害、メールファイルが消去

  8. マイクロソフト、CrowdStrikeに起因する障害への支援について発表

  9. 急激な CPU 負荷増大で発覚 ~ 岩水開発のサーバがクリプトマイニング型のマルウェア XMRig に感染

  10. 損保ジャパンからの出向者が関与か ~ トータル保険サービス顧客の契約情報漏えい

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×