一般社団法人全国銀行協会(全銀協)は11月30日、不正払戻しの件数・金額等に関するアンケート結果および口座不正利用に関するアンケート結果について発表した。この調査は同協会の正会員・準会員・特例会員(192行)を対象に実施したアンケート調査で、2018年9月末時点における「盗難通帳による預金等の不正払戻し」「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し」「盗難キャッシュカードによる預金等の不正払戻し」「偽造キャッシュカードによる預金等の不正払戻し」および「口座不正利用」について結果をまとめている。このうち「インターネット・バンキングによる預金等の不正払戻し」では、2018年7月~9月の個人顧客の不正払戻件数は42件(前四半期は96件)、金額は4,800万円(同、2億2.900万円)法人顧客では2件(同4件)、300万円(同1,000万円)となっており、個人、法人ともに件数と被害額が半分以下に減少した。