独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月7日、株式会社マイクロネットが提供するソフトウェアPLC「INplc」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは9.8。東京大学/日本電気株式会社の白木光達氏が報告を行った。影響を受けるシステムは次の通り。INplc SDK Express 3.08 およびそれ以前のインストーラ(CVE-2018-0667)INplc SDK Pro+ 3.08 およびそれ以前のインストーラ(CVE-2018-0667)INplc-RT 3.08 およびそれ以前(CVE-2018-0668、CVE-2018-0669、CVE-2018-0670、CVE-2018-0671)これらのバージョンには、「DLL読み込みに関する脆弱性(CVE-2018-0667)」「バッファオーバーフロー(CVE-2018-0668)」「認証不備(CVE-2018-0669、CVE-2018-0670)」「権限昇格(CVE-2018-0671)」の脆弱性が存在する。想定される影響は各脆弱性により異なるが、任意コードの実行やDoS攻撃を受ける、任意の操作を実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。