The Register:証言の結果はどのようなものでしたか。
ワイソパル:ずいぶん関心を引き出せたと思います。これをきっかけに、多くの人が自分の利用しているベンダーに問い合わせをするようになったんじゃないでしょうか。僕らが証言に立ったのは、Microsoftが「信頼できるコンピューティング」に向けた覚書を発表するよりも4年ほど前のことでしたが、こうした方策を取るよう促す効果があったと思います。政府に対して、自分たちが使うOSのベンダーにもっと情報を出させるべきだと提言したわけですから。
>>(3)ボクらは馬鹿正直過ぎた
彼は英国王立協会のフェローでもあり、ニュートン、ダーウィン、ホーキング、チューリングが名を連ねる「知の殿堂」入りを果たしていた。
ピアツーピアシステムとハードウェアの耐タンパー性における草分け的存在である彼は、チップや銀行の暗証番号カードなどの安全な設計に長年取り組み大きな影響を与えた。そして、ATM におけるセキュリティ上の欠陥を公表するというアンダーソンの取り組みにより、世界中で ATM の設計が変更されることとなった。
最後に、ハンキンス氏はクラウドセキュリティ全体像を戦略メニューとして図示した。上記で説明したソリューションやツール、各種フレームワークやプラットフォームが、機能や用途ごとに俯瞰できるものだ。この図は、ガートナーのクラウドセキュリティのコンサルティングの戦略ベースを示したものといってもよい。自社のセキュアクラウドを構築するときの「レシピ」として利用することができるだろう。
幸いなことに、これらの履歴書の情報はほとんどの場合少なくとも 10 年前のものだが、それでも個人情報が多く含まれていることには変わりない。