FFRI 鵜飼裕司の Black Hat USA 2018 注目 Briefings(2)CPU とマルウェア | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

FFRI 鵜飼裕司の Black Hat USA 2018 注目 Briefings(2)CPU とマルウェア

今回いつもとは違うところで、CPU 関連の研究発表がいくつかあって、ここを注力してみようかなと思っています。

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サイバーセキュリティのトレンドを牽引する国際会議 Black Hat 初のアジア人ボードメンバーとして、2012年から応募論文の審査にあたる、株式会社 FFRI の鵜飼裕司氏に、今週8月8日(水)、8月9日(木)の 2 日間にわたって米ラスベガスのマンダレイベイ コンベンションセンターで開催される Black Hat USA 2018 Briefings の注目発表を聞いた。


――鵜飼さんの今年の Black Hat USA 2018 Briefings の注目セッションを教えて下さい。

まずはやはり、今回いつもとは違うところで、CPU 関連の研究発表がいくつかあって、ここを注力してみようかなと思っています。CPU って枯れた話というか、本来はそうあるべきなんですが。

――今年の年初からそうではなくなりました。

一体何が起きているんだということも含めて見ておくべきだろうと思っていて、研究者が注目しはじめたというとこもあるんだと思うんですけれども、解析の技術が少しずつ確立していますので、いわゆる IoT セキュリティが言われ始めた当初ぐらいの感じに近かったらイヤだなというところです。

いわゆる「 IoT セキュリティ」って、 IoT という名前以前に「組み込み」というカテゴリで Black Hat で取りあげられはじめて、やがてトラックができていきました。当初はそんなに解析の技術がなかったので、やる人が非常に少なかったんですが、その後一気に増えた。

さすがに CPU なのでそこまでいろんなものがあるとは思えないですけども、解析技術が確立してきてみたいな流れがあったらイヤだなと思います。

――いわばこれから急伸する「未知の大陸」ですか。

ひょっとしたら未知の大陸かもしれない。未知の大陸だったら大変なので、そうなのかどうか見ておく必要があるだろうと思います。

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

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