独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月26日、Bluetoothの楕円曲線ディフィー・ヘルマン鍵共有(ECDH)において公開鍵を適切に検証していない脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.8。Bluetooth の仕様では、相手から受け取った公開鍵が適切なものであるかの検証は必須ではない。このため、ECDH技術を基盤とした機器のペアリング方式で公開鍵を検証せずに共有鍵を生成している場合、秘密鍵の探索が格段に容易になることが指摘(CVE-2018-5383)されている。いくつかの実装では、Bluetoothの通信距離範囲内の第三者により、中間者攻撃(man-in-the-middle attack)により秘密鍵を取得され、機器間の通信内容を取得されたり改ざんされる可能性がある。JVNでは、今後ソフトウェアやファームウェアのアップデートが提供されることが想定されるため、開発者が提供するアップデート情報を確認するよう呼びかけている。
Foxit Reader および Foxit Phantom Reader における Use-After-Free とメモリリークにより遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2018.7.10 Tue 8:30