独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月24日、キヤノンITソリューションズ株式会社が提供する複数の製品のインストーラにDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。NTTコミュニケーションズ株式会社の東内裕二氏が報告を行った。影響を受けるシステムは次の通り(デジタル署名のタイムスタンプの日付が「2018年7月10日」以前となっているインストーラ)。・ESET Smart Security Premium・ESET Internet Security・ESET Smart Security・ESET NOD32アンチウイルス・DESlock+ Pro・CompuSec (パッケージ製品以外の全プログラム)これらの製品には、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2018-0649)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
Foxit Reader および Foxit Phantom Reader における Use-After-Free とメモリリークにより遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2018.7.10 Tue 8:30