LINE PC版(Windows版)にDLL読み込みに起因する任意コード実行の脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

LINE PC版(Windows版)にDLL読み込みに起因する任意コード実行の脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、LINEが提供する「LINE PC版(Windows版)」にDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月12日、LINE株式会社が提供する「LINE PC版(Windows版)」にDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。製品利用者への周知を目的に、開発者が報告を行った。

「LINE PC版(Windows版)バージョン5.8.0 未満」には、起動時にDLLを読み込むパスを指定する機能に問題があり、遠隔の第三者によって細工されたリンクを介してLINEを起動することで、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2018-0609)が存在する。この脆弱性により、プログラムを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×