独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月12日、LINE株式会社が提供する「LINE PC版(Windows版)」にDLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。製品利用者への周知を目的に、開発者が報告を行った。「LINE PC版(Windows版)バージョン5.8.0 未満」には、起動時にDLLを読み込むパスを指定する機能に問題があり、遠隔の第三者によって細工されたリンクを介してLINEを起動することで、意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2018-0609)が存在する。この脆弱性により、プログラムを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。