投機的実行機能を持つCPUに、「SpectreNG」などと呼ばれる脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

投機的実行機能を持つCPUに、「SpectreNG」などと呼ばれる脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、投機的実行機能を持つCPUに、キャッシュサイドチャネル攻撃に対する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月22日、投機的実行機能(speculative execution)を持つCPUに、キャッシュサイドチャネル攻撃に対する脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

投機的実行機能を持つCPUに対し、キャッシュサイドチャネル攻撃を行う2つの脆弱性が報告されている。ひとつは「CVE-2018-3639(Variant 4、SpectreNGと呼ばれる):Speculative Store Bypass(SSB)」、もうひとつは「CVE-2018-3640(Variant 3aと呼ばれる):Rogue System Register Read(RSRE)」。

これらの脆弱性により、ローカルユーザとしてアクセス可能な第三者に、キャッシュタイミングサイドチャネル攻撃を利用されることによって、任意の特権データやシステムレジスタ値を読まれる可能性がある。JVNでは、システムソフトウェアおよびブラウザをアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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