独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月27日、複数の「WordPress」用プラグインの脆弱性について報告が行われていると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは6.1。クリス リュウ氏、および東京電機大学 工学部 情報通信工学科 暗号方式・暗号プロトコル研究室の高木大地氏が報告を行った。Webdadosが提供する「Open Graph for Facebook, Google+ and Twitter Card Tags 2.2.4.1 より前のバージョン」、Minimal Work SRLが提供する「PixelYourSite 5.3.0 より前のバージョン」、Flipper Codeが提供する「WP Google Map Plugin 4.0.4 より前のバージョン」には、反射型のクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性(CVE-2018-0579、CVE-2018-0578、CVE-2018-0577)が存在する(クリス リュウ氏による報告)。また、NetWebLogicが提供する「Events Manager」には、格納型のXSSの脆弱性(CVE-2018-0576)が存在する(高木大地氏による報告)。これらの脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。